《音楽カレンダー》美しい音はそれぞれあれど、”高貴”の二文字がふさわしいナタン・ミルシテインが没した日。 – 12月21日のメモリアル

 

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気品のあるヴァイオリン、高貴な音楽・・・と美音を讃えられるヴァイオリニスト。ナタン・ミルシテインが他界してから2012年12月21日で、ちょうど20年になります。気高さを感じさせ、ヴァイリニストにかっこよさを感じさせられた男性ヴァイオリニストでした。

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ミルシテインのヴァイオリンは、甘い音色と繊細な気品溢れる歌心が魅力的だった。食と美術を愛し、おしゃれでユーモリストのスパイスが加えられたその演奏には、知性を感じさせる貴族趣味が反映されている。

食と美術を愛し、おしゃれでユーモリストのスパイス効いた知性。音楽にだけ縛られずに美しいことを楽しみ、それが音楽にフィードバックされてくる。ショパンのようなヴァイオリニスト。アカデミックな表情を見せるバッハでも、甘ったるさに溺れやすいメンデルスゾーンでも、音楽の方からミルシテインに語りかけ奏でられることを喜んでいる。

 

高貴や清潔感というと構えさせてしまうこともあるけど、ミルシテインのバッハは音楽そのものと言って言い過ぎでは無いと思います。メンデルスゾーンはこうも気高く弾かれるほどに、より甘く切なさが溢れ出る音楽のようです。1945年の録音。《メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲》のベスト・オブ・ベストに指折れる名演奏だった。

Violin_Concerto_in_E_minor_III._Allegretto_non_troppo.mp3 Listen on Posterous